2年前の自分に、今の自分から伝えておきたいこと
ちょっと時間ができたのでブログでも。働き初めて約10ヶ月ぐらい経ちました。これからの長いキャリアでは10ヶ月なんて短いようにも思えますが、10ヶ月もあれば相当なことができるものだとも思います。振り返ればかけた時間と労力の割には大したものを手に入れられてないなぁと意識高く思ったりもする次第です。
ただその間、海外で働いたり、なんかすごいっぽい人と会ったり、経営というのを初めたりといろいろあったわけで、そこからちょっとは何か学んだ気がします。
僕はまだまだ他人に説法するほどの人間でもないので、なんとなく悶々と過ごしていた2年前の自分に伝えたいこととして語ってみたいと思います。
1、意外とチャンスだらけ
たった10ヶ月ですが、ずっとやりたいと思ってきたこに近づくチャンスがいっぱいありました。それに乗っかることで無駄なく近づけた気がします。なんとなくやりたいことがあって、鼻を効かせてそれっぽい場所にいると、チャンスが無限湧きするんやと思います。
2、それを楽しんでやろうという気概があると割と何でも楽しい
以前会社を立ち上げた時以来ビジネス嫌いだったわけですが、ゲームのようなものと捉えて楽しもうとすると、面白く思えてきました。
3、リスクを取らないことが勝負全体で見るとリスクだったりする
麻雀をやっても、ポーカーをやっても全く勝てない僕でしたが、周りのリスクジャンキーに刺激されてリスクを負うようになると、時々大きく勝てるようになりました。目の前のリスクを恐れて守りの姿勢を貫いてもジリ貧が続くだけです。大局観で勝負を見渡して、賭けるべきとこではオールベットしないといけません。
張り切って考えた割に3つしかまとまりませんでした。また思いついたら書き足せたらなと思います。明日も頑張ろ。
シンガポールのワーキングホリデービザの取り方(Singapore WHP visa)
来月から約半年間ワーキングホリデービザでシンガポールで働くことになっているのですが、ネット上で検索してもなかなかビザの取り方についての情報が無くてちょっと苦労しました。
今後取得しようとする方の参考にでもなればと思います。(日本人向け)
申請のための資格
2012年に変更され、以前より厳しくなったようです。シンガポールのMinistry of Manpower公式サイト(http://www.mom.gov.sg/foreign-manpower/passes-visas/work-holiday-programme/before-you-apply/Pages/default.aspx)によると18歳〜25歳で世界大学ランキングで200位以内に入っている大学の在学生、卒業生である必要があるそうです。とんでもなく厳しいんですね。
こちらのリンクも参考になるかと思います→(http://www.heartlink.biz/archives/1775)
ビザ取得のフロー
ネット上で申請を行い、現地でお金(140シンガポールドル)を払って発行してもらうということになります。申請から、許可のお知らせが来るまで自分の場合20日間でした。ここまでは公式サイトを見れば簡単に分かるかと思います。
1、必要書類を集める
必要書類については次の項で詳しく説明します。
2、Wordの応募フォームを埋める
Ministry of Manpower公式サイト(http://www.mom.gov.sg/foreign-manpower/passes-visas/work-holiday-programme/before-you-apply/Pages/default.aspx)にある応募フォーム(Wordファイル)をダウンロードして情報を埋めます。このなかのAwarding bodyってなんやねんって感じですが、大学名を書けば大丈夫でした。
3、メールで申請
必要書類をスキャンしたPDFデータと応募フォームのWordファイルを添付して、専用のメールアドレスに送ります。
4、3週間ほど待つ
3週間腹筋しながら待ちます。
5、許可のお知らせがきたら現地の窓口で発行
発行の手続きももちろんお忘れなく。
必要書類
こいつがなかなかややこしいのであります。
公式サイトを見ると、
- A letter from the awarding institution (i.e. University/College) stating the applicant’s matriculation, name, nationality, gender and date of birth
- A copy of the degree certificate or transcripts (for graduates only)
- A copy of the student card issued by the awarding institution (for undergraduates only)
- A copy of the applicant’s passport or travel document
- A copy of the Student Visa (for international students only).
この5つの書類が必要っていうことです。
下の4つに関しては簡単に入手できる訳ですが、一番上の「A letter from the awarding institution (i.e. University/College) stating the applicant’s matriculation, name, nationality, gender and date of birth」については、大学が国籍とか性別の入った証明書なんか発行してくれないわけですよ。
どうしたらええんやーと困っていた訳ですが、メールで問い合わせてみると国籍、性別の情報についてはパスポートで確認出来るということで融通してくれました。
ほな最初からそんなもん書くなやとツッコミたくなりますが、まあ無事取れたから問題無し。
シンガポールMinistry of Manpowerのお問い合わせフォームはこいつです。→https://secure.mom.gov.sg/feedback/Pages/default.aspx
(サイトから探すの結構めんどくさいです)
公式サイトを見たら分かるところは大体端折りましたが、とりあえずポイントはこんなものかなと思います。
何か質問などございましたらコメント欄にでもお気軽にどうぞー。
オリエンテーション
『ジャーナリズムにイノベーションを起こす』というのを、社会と関わる人間としての自分の目標とすることにしました。
今回は「ジャーナリズムにイノベーションってどういうこっちゃねん」ということについて、考えをまとめるために書いておきたいと思います。
自分はそもそも子供のころからよくニュース番組を見たりして社会的なことに関心を持ってきました。
小学生のころに、不景気で父親の仕事がなくなるみたいなことをそばで見てきて、政治やら経済やらに興味を持つようになったわけです。
大人になって僕の人生は何を目的にするかと考えたときに、弱者に寄り添ってその声を伝え、悪しきを挫くジャーナリズムという活動に何らかの形で関わろうと考えて、大学院でジャーナリズムの研究をやることにしたわけであります。
大学院に入ってジャーナリズムについての論文や本を読んだり、メディア研究者をはじめ、フリーのジャーナリスト、テレビ局の人、新聞記者などなどいろんな話を聞いたりして考えた結果、インターネットの普及で情報環境が変わった世の中において、ジャーナリズムという活動は経済性の危機を迎えているという結論に至りました。
テレビの視聴率は下がり、新聞の発行部数も下落を続けている世の中で、インターネット上でイノベーションを起こさなくてはコストをかけていいジャーナリズムをやるということが難しくなっていくことが予想されます。優れたフリージャーナリストもフリーでは食えないという状態にあります。
数年前から言われてることですが、これからの時代のジャーナリストは起業家である必要があるというのが、真であると改めて思いました。
インターネットが普及した世の中においてもいいジャーナリズムをやるために、優れた経済性をもったメディアを作る、ないし既存メディアの経済性を高める必要があるということです。
それを作るためのブレイクスルーがジャーナリズムにおけるイノベーションっていうことです。
ほんで具体的にどうするねんっちゅうことですが、先週からちょくちょくシンガポールでやる仕事を始めてて、旅行メディアの編集なんですが、「低コストで良いコンテンツを集めること」と「コンテンツを整理して上手く見せること」がミッションということになります。
5ヶ月というある程度まとまった時間があるので、ジャーナリズムについても問題となってくるこの2つの問題を解くことに全力で取り組むことにします。
場
現代は多くの人にとって住みやすい時代になったように思える。300円ほどで美味しい牛丼は食べられるし、ユニクロやH&Mなどファストファッションブランドも台頭してきて、安くでオシャレな服を着られる。そんな時代に産まれたことをとても有り難いと感謝はしているが、比較的恵まれているであろう自分の人生を見るだけでも社会は完全に平等な場だとは言えないものだと考えている。
大阪臨海地帯の工業地域に産まれ、周りにはいわゆるブルーカラーと呼ばれる家庭の子供が多かった。自分の父親も例に漏れず、中卒の大工だ。もっと広い世界を見たいと思い、高校は地元の進学校に入った。卒業後は授業料も安く、家から通えるということから地元の国立大に進学するつもりだった。
しかし、高校3年になった春、自分の可能性を最大限に広げたいと思った。当時の自分が出した答えは東京大学に進学するということだった。親に話すと東京の大学に行くのは経済的に厳しいと反対されるのが関の山だと考えたことから、成績を上げて納得させることにした。
必死に勉強して7月の模擬試験ではそれなりの成績をおさめ、なんとか親を一度説得することに成功した。しかし、8月担任の先生から親を含めた3者面談をしたいと言われた。その面談では担任には「うちの高校からは実績が無い」と反対され、母親には「経済的に厳しいから地元の国立にしてくれと」反対された。反論しつづけてはいたが数時間に渡り説得された17歳の自分はついに心が折れてしまった。そして地元の国立に進学した。
今となっては当時の親の気持ちや担任の気持ちも理解はできる。しかし、あのときの自分の絶望のような気持ちを味わう人はもっと少ない方がいいと心の底から思っている。青臭い考えだが、この社会が誰もが納得するまで夢を追えるような場になることを願って止まないし、理想の社会に近づけるために出来るだけのことをすることが自分の使命だと考えている。
決断
将来について2つの仕事で悩んでいます。
プランA。とても興味深いし、自分に向いてるとも思えます。ある程度の結果を出すアイデアもあり、自信もあります。今まで自分がやってきたことの延長線上とも言えるものです。
プランB。ずっと憧れてきました。しかし、自分には向いていない仕事かも知れません。結果を出せるか分からないし、自分が今までやってきたことは役に立たないでしょう。
プランAを選ぶのが賢い選択なのでしょう。客観的に考えて。
しかし、頭でどう考えても分からないんですが、自分にとってプランBがどうしようもなくカッコいいのです。
悩みに悩んだ結果、僕はプランBを選ぶことにしました。
これまでの自分がどうだったとかどうでもいいです、憧れなんかで選ぶなんて甘いなんて考えもどうでもいいです。
自分の直感がプランBを選べと叫んでいます。
確かにこの選択が正しいとは限りません。プランAの方が間違いがないのは事実でしょう。
しかし、間違いだったとしても、この道を選んだなら、ケツをふく覚悟はあります。
信じた道を行こう。
データジャーナリズム
今日はうちのゼミ主催のシンポジウムでした。
「デジタル化のチカラ Power of Digitization― 東日本大震災4年目に向けたジャーナリズムの課題と展望」というタイトルで、”データジャーナリズム”というのがテーマになっていました。
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/news/2637
先日朝日新聞がデータジャーナリズムハッカソンを行うなど、この界隈ではデータジャーナリズムっていう言葉はここ最近流行っている感じがします。
データジャーナリズムってのは、たとえば『検索エンジンでの検索で「○○」という検索が増えているというデータがあるから××だ』みたいな感じでデータを中心に記事を組み立てたのモノです。
メディアの構造変動の全体にこれをどう位置づける考えるとキリがないのでやめますが、例えばFacebook、Twitterのデータ分析でネトウヨの生態を明らかにするとか、売れてる本の動向から社会の風潮を読み解くみたいなコンテンツとか作れたら面白いなーとか思いました。