オリエンテーション

『ジャーナリズムにイノベーションを起こす』というのを、社会と関わる人間としての自分の目標とすることにしました。

 

今回は「ジャーナリズムにイノベーションってどういうこっちゃねん」ということについて、考えをまとめるために書いておきたいと思います。

 

 

自分はそもそも子供のころからよくニュース番組を見たりして社会的なことに関心を持ってきました。

小学生のころに、不景気で父親の仕事がなくなるみたいなことをそばで見てきて、政治やら経済やらに興味を持つようになったわけです。

 

大人になって僕の人生は何を目的にするかと考えたときに、弱者に寄り添ってその声を伝え、悪しきを挫くジャーナリズムという活動に何らかの形で関わろうと考えて、大学院でジャーナリズムの研究をやることにしたわけであります。

 

大学院に入ってジャーナリズムについての論文や本を読んだり、メディア研究者をはじめ、フリーのジャーナリスト、テレビ局の人、新聞記者などなどいろんな話を聞いたりして考えた結果、インターネットの普及で情報環境が変わった世の中において、ジャーナリズムという活動は経済性の危機を迎えているという結論に至りました。

 

テレビの視聴率は下がり、新聞の発行部数も下落を続けている世の中で、インターネット上でイノベーションを起こさなくてはコストをかけていいジャーナリズムをやるということが難しくなっていくことが予想されます。優れたフリージャーナリストもフリーでは食えないという状態にあります。

 

数年前から言われてることですが、これからの時代のジャーナリストは起業家である必要があるというのが、真であると改めて思いました。

 

インターネットが普及した世の中においてもいいジャーナリズムをやるために、優れた経済性をもったメディアを作る、ないし既存メディアの経済性を高める必要があるということです。

それを作るためのブレイクスルーがジャーナリズムにおけるイノベーションっていうことです。

 

ほんで具体的にどうするねんっちゅうことですが、先週からちょくちょくシンガポールでやる仕事を始めてて、旅行メディアの編集なんですが、「低コストで良いコンテンツを集めること」と「コンテンツを整理して上手く見せること」がミッションということになります。

5ヶ月というある程度まとまった時間があるので、ジャーナリズムについても問題となってくるこの2つの問題を解くことに全力で取り組むことにします。