セント ルイス

GoyardのSaint Louis(サン ルイ)というトートバッグが好きで、野暮なきっかけで手に入れて依頼、普段から分不相応にも愛用しています。

まずその純粋に形の美しさが好きです。
トートバッグとして奇を衒うでもなく、大きすぎず小さすぎないその形状が好みです。

また素材が美しい。表面には嫌らしくなく上品で、かといって控えめ過ぎない艶があります。

そこそこ使い込んで気付いたこととして、やはりかなり作りがよく、丈夫です。
重いノートパソコンを入れてよく持ち歩いても形は崩れず、また多少硬いもので引っ掻いても傷はつかないし、底面もなかなか擦れてこないです。


出会ったのは大学2年の東京旅行のときでした。2泊3日で大阪には当時なかったADDやラブレス、エィス、ベルベルジンなとなどセレクトショップや古着屋などなど大阪になかったところを根こそぎ回りました。
青山のラブレスというセレクトショップの入り口に置いてあったサン ルイに一目惚れしました。
いつかこれを持とうと。

それからというもの、街中でサン ルイがやたらと目に付くわけです。

サン ルイを持ってる人でイマイチなひとは見かけないわけです。
サン ルイを持ってるからそう思うのかどうかわわかりませんが笑
グッチともプラダともコーチともヴィトンとも違うような気がするんです。

こんなことを書こうと思ったのは今日大阪の地下鉄に乗っているとき、サン ルイを持った中年の女性を見かけたことがきっかけです。

彼女は気取らないながらも洗練された服装に身を包み、白いサン ルイを手にしていました。
そして、不思議なほど素敵な表情をしてたのです。
口角が上がって、気持ちの悪い笑顔でなく、とても爽やかで周りの雰囲気をパッと明るくするような。

とりとめのない文になってしまいましたが、自分もその人みたいな表情でありたいお思ったというのが結論です。


酒を飲んで酔っ払っているのに眠れない高速バスの中でそんなことを考えています。