政治参加におけるSNSの役割とマスメディアの住み分け

今週はSocial Media Weekというのがやってますね。

今日は津田大介さんの政治とソーシャルメディアの話を聞いてました。

政策決定にSNSが影響を与えた事例として、民主党最後の事業仕分けが挙げられていました。

津田大介さんも仕分け人の一人として参加していて、その模様はニコ動で中継されていたらしいです。

ニコ動を見た人達は仕分けの内容についてTwitterとかにつぶやくわけですけど、

津田さんはそのTwitterの言葉の内容を伝えるみたいな役割をしていたそうです。


これは政策決定のプロセスにおいて、一般の民衆が参加したということであって、

”よりよい民主主義“、ってやつだと言えると思うんですね。

いままでより多くの人の意見が届けられるようになったわけですから。


ただまだそれでも問題はあるような気がしていて、

インターネットユーザーのうちでもそういうのに投稿する人ってやたらと意識のたかい人たちやし、

なんかナショナリズムとかそっち系の”強い”意見に流されがちな気がするんですね。

部分的な改善としては意義があると思うんですが、やっぱ課題はあると思います。


その現状においてマスメディアはどうすべきかってと、もっと多くの人が意見を持てるように、持つように

伝えるということなんじゃないかなと思います。

最終みんなが意識高くなってTwitterでやいやい議論するならそれでええのかなとは

思うんですけど、現実そうではないし、そうなりそうもないわけで、新聞・テレビ等のマスメディアという媒体で

伝えるということの現代的な意義というのはそういうところにあるのではないでしょうか。