ぽれぽれ
最近ちょくちょくポレポレ東中野に社会派ドキュメンタリーを観に行くとかいう気高い遊びをしています。
今日は友人に誘われて自分が目を背けがちな問題を取り上げた作品を見ました。
「和ちゃんとオレ」というテレビ東京制作のドキュメンタリー映画で、アルツハイマーの母親の介護をする男性に密着したものでした。
正直この手のテーマは苦手ですが、普段あまり考えないことだけあって、なかなか新鮮でいろいろと考えさせられました。
まず、介護ってのは誰にも降り掛かりうる事なんだなと改めて思いました。自分の親も今は元気ですが、どうなるかは分からない。
一人っ子の自分ではありますが、今のところ正直何も出来る気がしません。
自分のことで精一杯なのに、介護ってなかなかねぇ。
こういうリスクがあることは知っておかなくてはいけないと思うけど、今は自分の足元固める事が必要なんかなと。
もう一つ思ったのが、人生において自由に生きられる時間ってもしかしたら限られてるのかもしれないということです。
介護を理由に退職するひとが日本で年間10万人居るそうです。
いろんな選択肢があるでしょうから必ずしも自由がなくなるとは限らないとは思うんですが。
それを受けて、改めて本当に時間を大切して自由を謳歌しなくてはならないなぁと思いました。
リスクに対応する準備をすることも大切ですが、リスクに対応するために産まれてきたのではないのであって、後悔なくなるまで自由を謳歌しなくてはならないのかななんて思います。
そうすることで何でも受け入れられるようになるような気がします。
映画の内容やら、社会問題としての介護については触れませんでしたが、その辺についてもとても勉強になる映画でした。
多かれ少なかれテンションが下がるので強くはオススメしませんが、興味深い映画でした。