NewsPicks

NewsPicksは「もっと自由な経済紙を」というテーマのニュースアプリ。

http://newspicks.com/

 

ホリエモンやら池田信雄やらネットセレブリティであったり周りの友人であったりをフォローして、その人が重要と思ったニュースがフィードに流れてくる+トップ20とかいう特集みたいな感じの構成です。

 

やっぱり特徴としては、”人ベース”のキュレーションであるということですかね。自分の興味関心からレコメンドされるとか、ただただ流行っているニュースが流れてくるということではなく、自分に近い関心を持った人が選んだニュースを見れるってのがいいですね。

 

有名人をTwitterでフォローするとかよりも、記事のオススメをダイレクトに教えてくれる方がてっとり早いですし、「○○さんのおすすめやから間違いない」みたいな信頼感もあったりします。

 

デザインは洗練されてる感じで悪くないとは思うんですが、ただ個人的にはフィードの表示が見にくかったり、フィードから記事まで2タップ必要であったりと(こういうのをUXっていうのかな)あんまり快適でないのでそこまで今のところ気に入ってはいません。

 

慣れたらいい感じに使えるんやろうか、しかし僕みたいな飽き症な人間からしたら慣れるまで使う気になれるかどうかってとこです。

Kamelio

最近ちょくちょく使ってるニュース系のアプリにカメリオ-Kamelioとか言うものがあります。

https://itunes.apple.com/jp/app/kamelio-kamerio/id733772494?mt=8

 

スマートニュースみたいにいろんなジャンルのニュースが並べられてるとか、グノシーみたいに自分に合ってるっぽいニュースが配信されてくるとかそういう感じではなく、自分の好きなテーマをフォローしてそれについてのニュースを見れるみたいな感じです。

 

テーマの粒度が「スポーツ」とか「芸能」とかいうレベルでなく、スポーツなら「本田圭介」とか芸能なら「有村架純」とかそういうレベルで追いかけられるようになってます。

 

バックグラウンドでいろんな検索をかけて、記事を引っ張ってきてるっていうかんじなんでしょう。そのせいもあってか動きは亀のごとくかなり遅いですが、今までの大きなテーマでなく、自分の感心のレベルでのニュースを自動で選んできてくれるのはなかなかに便利です。

 

いままでのノリで言うと、自分の好きなバンドのtwitter検索をTweetdeckのタイムラインに入れておくみたいな感じですね。Twitterと違ってほとんどゴミみたいなツイートが流れてくるのではなく、そこまで良質とまでは言わないもののそこそこ考えられて書かれてる記事が流れてくるってのがなかなかいいです。

 

レッドオーシャンになりつつあるスマホニュースアプリの中でも動作速度の問題がなんとかなれば結構広く使われるのではないかと勝手に思ってます。

 

 

 

ぽれぽれ

最近ちょくちょくポレポレ東中野に社会派ドキュメンタリーを観に行くとかいう気高い遊びをしています。

今日は友人に誘われて自分が目を背けがちな問題を取り上げた作品を見ました。

「和ちゃんとオレ」というテレビ東京制作のドキュメンタリー映画で、アルツハイマーの母親の介護をする男性に密着したものでした。

 

正直この手のテーマは苦手ですが、普段あまり考えないことだけあって、なかなか新鮮でいろいろと考えさせられました。

 

まず、介護ってのは誰にも降り掛かりうる事なんだなと改めて思いました。自分の親も今は元気ですが、どうなるかは分からない。

一人っ子の自分ではありますが、今のところ正直何も出来る気がしません。

自分のことで精一杯なのに、介護ってなかなかねぇ。

こういうリスクがあることは知っておかなくてはいけないと思うけど、今は自分の足元固める事が必要なんかなと。

 

もう一つ思ったのが、人生において自由に生きられる時間ってもしかしたら限られてるのかもしれないということです。

介護を理由に退職するひとが日本で年間10万人居るそうです。

いろんな選択肢があるでしょうから必ずしも自由がなくなるとは限らないとは思うんですが。

それを受けて、改めて本当に時間を大切して自由を謳歌しなくてはならないなぁと思いました。

リスクに対応する準備をすることも大切ですが、リスクに対応するために産まれてきたのではないのであって、後悔なくなるまで自由を謳歌しなくてはならないのかななんて思います。

そうすることで何でも受け入れられるようになるような気がします。

 

映画の内容やら、社会問題としての介護については触れませんでしたが、その辺についてもとても勉強になる映画でした。

多かれ少なかれテンションが下がるので強くはオススメしませんが、興味深い映画でした。

 

 

 

http://eiga.com/movie/79613/

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やたらキレるスティーブ・ジョブズを見て思ったこと

今日はザギンの映画館でスティーブ・ジョブズの映画を観てきました。

 

高校製の頃iPod nanoを買ったのを皮切りに、iPhoneiPadMacBookと意識はしていないつもりでしたが、気がつくと周りにやたらとApple製品がありました。

自分と数々のApple製品との付き合いの中で一番感動したのは、3年前(2010年ぐらい)にMacBookを触ったときです。

それまでWindowsXP搭載の2003年製LaVieを使っていて、カスタマイズをする方法も知らなかった自分にとって、美しいシステムフォントや二本指で触るとスクロール、四本指でアプリケーション切り替えなどなどできるトラックパッドは本当に革命的でした。

今ではそういうアイデアは陳腐化してしまったかもしれませんが、そういう工夫に富んだMacintoshに僕は夢中になってしまいました。

 

前置きはこれぐらいにして映画についてですが、一番印象的だったのは映画の中に描かれるスティーブ・ジョブズが自分が気に入らないものを烈火の如くけなしているシーンがいくつもあることでした。

Lisa(コンピュータ)の設計会議のときに、フォント選択機能を削るを提案したプログラマーに烈火の如くブチギレたり、初代Macintoshの価格を上げることを決めた取締役ジョン・スカリーにキレたり、IBMの製品をボロクソ言ったりとしていました。

僕がリアルタイムで観ていたのはイッセイ ミヤケのタートルネックとジーンズとニューバランスのなんとなく優しい雰囲気のジョブズで、それと比べると『あんなに怒る人やったんか』という印象が際立ちます。

 

最近ある友達が『創造性は怒りから産まれる』説を提唱していたのですが、なんとなくそれが少し真実であるような気がしました。

現状に不満を持ちつづけていたことが、よりよい新しいものを産み出す原動力となっていたのでしょう。

 

「ヤリタイコトは何だ?」としきりに問うてくるオトナと浮き世の相手をしてやるためにも、もうちょっと毒吐いていこうかなーなんて思うのでした。

 

 

名よ体を表せ

春に引き続き、秋も前代未聞の大失態にて無い内定と相成りました。

リスクを自覚していたとは言え、なかなかキツいものはあります。

反省すべきことと悔やむべきことが多すぎて。

 

東京に居るのもなんだかなぁという感じだったので、修論一章分の材料を持って大阪に逃げ帰ってきました。

材料を持ってきたとは言えやはり特に手をつける気にもならないのが世の常であります。

あんまり人にも会ってなくて、家でひたすら本を読んだり、一人でバイクで出かけたり、家でもにょもにょ考えごとをしたりしています。

ひたすら自分に矛先を向けて少し疲れてしまっていましたが、堕ちるところまで堕ちたからか、ちょっと楽になってきました。

 

分かりきっていることですが、自分が自由であるということに気が付きました。

自分を取り巻く状況は楽観視できないかも知れないけれども、しっかり生きることを求められる反面”自由である”ということが頭から抜け落ちていたことに気がつきました。

別にアラサーまで学生やってようが、何だろうが自由なわけです。

自分がそれで良ければ。何か策があれば。(やはり直感的な焦りはありますが)

誰に批判されたわけでもないのに、心中の観察者による批判を恐れて自分を責めすぎていたのかもしれません。

失敗を許される論理も一般論の中にはないかも知れませんが、自分が自分をひたすら責めていても無気力になるだけなら、図太くある方がマシなんだなと思いました。

真面目ってものにはそんなに値打ちは無いのかもしれません。

 

何か具体的なことを決めたわけではありませんが、この自由に感謝しつつ、少しは図太くならねばと思いました。

できないことはできません。そのときそのとき最善を尽くすまでです。

宮城紀行 一日目

8月8〜10日の3日間宮城県の東日本大震災被災地域を含む場所へ行ってきました。

なかなか良い経験ができたので忘れないように記録しておこうかなと思います。

 

8日朝9時ごろ、東京駅発仙台行きの高速バスに乗り込みました。

3列シートで結構快適。

徹夜やったけどちょっと寝て体力回復。

結構前の方の席だったんですが、運転手がぶつぶつ文句を言ってるのが不快だったと記憶しています笑

まあそれにしても福島らへんの田舎な風景に癒されました。

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予定より少し遅れて、5時間半後の14時半に仙台駅到着。

 

 

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予想通りかなり大きな街。めちゃくちゃ厚かった。

夕方には石巻に付く必要があったので、さっさとご飯。

 

 

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牛タンづくしです。美味しかった。

タンシチューが肉厚&ジューシーでなんとも言えなかったです。

また食べたいなぁ。おなか空いてきた。

 

おなかも膨れたところでまたまたバスにのって石巻市へ。

補助席もあって、全員座って運行するバスだったので楽チン。

約1時間半で石巻駅前へ。

 

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 これが石巻駅前。この写真には映ってませんが撮影している僕の後ろには魚民があります笑

庄やとかはなの舞とか大手居酒屋チェーンなんかがいくつかあったりして、結構都会なんです。

しかも意外と若い人が多い。舐めてたぜ石巻。

そして残念な感じのビジネスホテルに荷物を置き、取材先のパワクロさんへ。

詳細はこちらへ→http://unfashion.jp/blog/archives/634

 取材内容のことはさておいて、パワクロ代表理事の三上さんにはとてもよくしてもらいました。

石巻まで行ったはいいものの、パワクロの取材以外はほとんど予定がありませんでした。そんな僕を見かねて、いろんなところへ連れ回してくれました。

「つむぎや」という宮城県発信のアクセサリの販売を行っている団体の方を紹介していただいたり、ボランティアなどで石巻に居る若者が集まるバーベキューに連れていってくれたりと本当に楽しかったです。(つむぎやのブランドOCICA:http://www.ocica.jp/pg21.html

 

最後に「ごくう」という海鮮料理が充実した居酒屋へ。

くじらの刺身が絶品でした。くじらってあんなにおいしいんですね。

 

そんなこんなで宿へ戻って一日目はおしまい。

とても充実してました。

 

 

 

 

『選挙2』

渋谷のシアターイメージフォーラムで『選挙2』というドキュメンタリー映画を見ました。

 

『選挙2』の前編『選挙』の上映会にフラッと参加しておもしろかったので。

 

監督の想田和弘さんの「観察映画」というもののシリーズの一つなわけですが、「観察映画」ではテロップも音楽もナレーションも一切使用せず、生の映像を切り貼りして2時間くらいの映像にするそうです。

 

正直最初はどういう風に見れば良いのか分からないので、通常の映画を見る感覚ではなかなか”しんどい”のですが、想田さんは著書「なぜぼくはドキュメンタリーを撮るのか」で、客観的真実というものは決して存在せず主観的真実だけが存在すると言っています。

 

ここんとこの説明は省きますが、とりあえず映像の流れに沿って自分なりに解釈をすればええのかなと思いました。

 

”主観的”に印象的だったのは映画の後半に登場する民主党の候補が駅前で道行く人に「○○(名前)です、おはようございます」と声をかけているときに、「ほんとはこんなことしたい訳ではないんです。政策をお訴えしたいんです」と語るシーンです。

 

駅前で名前を連呼してる候補者を見かけて、「また空虚なことをやっとるなぁ」と若干バカにしてる部分があったわけですけど、意外とその辺にもちゃんと問題意識持ってるんやな」というのが興味深い”主観的事実”でした。

 

お時間ある方はちょろっと観に行ってくださいな。